2004年11月30日

お客さん

うちの学部とペンシルバニア州立大学、コーネル大学で、
生徒を交換し合って研究発表を行うと言う交流があります。
(自分は今年の春ペンシルバニアに行かせてもらいました)

そして今日はペンシルバニアからの生徒がやってきて、
研究発表をしたのです。
この学生は自分の教授との共同研究にもかかわっていて、
小麦の赤カビ病の発祥リスクを気象条件で予報すると言う
システムの発表でした。
将来的には同じようなシステムを
大豆のさび病に当てはめるとの事です。
(北米に蔓延したと仮定しての話しですが)
穀物関係は防カビ剤を何度も散布するお金がないので、
こういったシステムで一点集中の予防ができると
農家の人たちも大変助かるし、
消費者にとっても値上がりの心配をしなくても良くなるので、
大切な研究なのです。

今の自分はそういったサイドでの研究ではなく
どちらかと言うと理論のほうに走ってしまっているので、
次の研究では実地の方に行きたいような気もします。
それよりも先に自分の研究を片付けないといけないのですけどね…。

2004年11月29日

替え芯

数年前に買ったシャーボ(古い?)のようなボールペンの
インクが切れてしまったので、替え芯を買ってきました。

驚いたのはその値段。
日本入りで1ドル30ですから、1本70円くらいですね。
日本の値段と変わらないので、
決して高くはないのですけど、
同じインクを使ったボールペンを箱で買ったほうが
単価が安くなるのです。
替え芯の袋を手にしながらしばし考え込んでしまいました。

前にも書いたと思うのですけど、
自分は以前文房具屋さんで勤めていたことがあったり
結構文房具が好きだったりするもので、
文具を無駄に買ってしまう傾向があり、
それを防ぐためにも同じペンを使い続けるのは
大切なことなのです。
さらに比較的ペンをちょこちょこ替える自分が
同じペンを3年も使い続けていると言うのは稀。
この先もしっかり使い続けていきたいところなのです。

しかし同じものが安く手に入るのに、
わざわざ高い値段を払うのは気分のいいものではありません。
かといって20本も新しいボールペンを手に入れて、
さらにその一本の芯だけ使うと言うのも
ばかばかしいので替え芯を買うことにしましたが、
なんだか釈然としないので、他のお店を回ってみたら
同じものが1ドルで売っていることを発見。
満足して帰途に着いたのでした。

こんな些細なことが一日のメインイベントになるのも
いいかなと思ったり思わなかったり。

2004年11月28日

Harry Potter, Prisoner of Azkaban

今週末は感謝祭で長いお休みなので、
色々DVDを借りてきましたよ。
その中の一つが「ハリー・ポッター:アズバカンの囚人」
実はその前の二作も一緒に借りてきたので、
一日一本見ることにしました。

ハリーの成長にびっくり。
いや、ハリーだけじゃなくて他の子たちもですけどね。
11歳から13歳にかけての成長ってすごいですね。

映画の出来もだんだんと良くなっていますね。
1?2作目は原作のビジュアル版という感じだったですよね。
実は二作目にかなり幻滅して三作目は
映画館に行かなかったのです。
三作目はホグワーツも以前よりも良く描かれているし、
スペシャルエフェクトも今までよりも自然な感じ。
話もうまくまとまっているので、
原作を読んでいなくても十分楽しめます。

ハグリッドの家がなんだか移動しているような気がしますが、
ま、それはご愛嬌でしょう。

追記:三作目は監督さんが変わって、
ロケもスコットランドに移ったのだそうです。

2004年11月27日

Howl's Moving Castle

日本では「ハウルの動く城」が公開されたと言うので、
自分も流行に乗り遅れないために(?)、
原作の"Howl's Moving Castle"を読みましたよ。
(日本では「魔法使いハウルと火の悪魔」と言う
ちょっと売れなさそうなタイトルで本が出ているようです)

始めの数章はなんだかとっつきにくい感じで、
心配だったのですけど、
気がつけばすべてを読み終えていた感じです。
この数日寝る前にハリーポッターを読み返していたので、
同じファンタージー物として比べてみると、
どちらも作家さんは女性なのですが
ハリーに比べるともっと女性的な感じですね。
それが始めにとっつきにくいと思った理由の一つなのかも。

宮崎監督のバージョンはどうだかわかりませんけど、
原作を読んだ後だとたぶん幻滅するのだろうなあ。
自分の中では少女漫画系の絵で
イメージが固まってしまいましたからね。

続編の"Castle in the Sky"もお勧めです。
(邦題は「アブダラと空飛ぶじゅうたん」。
これもまた売れなさそうなタイトルですねえ)

2004年11月26日

睡魔

久しぶりに良く寝ています。
去年の冬あたりからあまり眠れなくなっていて、
何もない休日でも早く起きていたのですけど、
(あくまでも自分の尺度での話ですが)
昨日は11時に床について起きたのも11時。
寝すぎて少し頭がボーっとしていたくらいです。

教授に感謝祭のディナーに御呼ばれしていたので、
メキシコ人の生徒と一緒に行ってきました。
頭がボーっとしていてほとんど喋られなかったですけどね<自分。
そして教授の家族と一緒に"christmas with the Kranks"という
ティム・アレンとジェイミー・リー・カーティスの出ている
コメディー映画を見てきました。
映画は…序盤は面白かったのですけど、
盛り上がることなく終わってしまったと言う感じでしたね。

そして今日も少し遅くまでベッドにいました。
ま、明日あさっても休日なので、ゆっくりします。

旅行ログ

日本に行ったときの残りの日記を上げました。
最近の投稿の所に反映されるかと期待していたのですけど、
駄目みたいなので、興味のある方は
10月分のログをクリックしてください。

2004年11月24日

Thanksgiving

明日から感謝祭と言うことで、
学部全体がひっそりと静まり返っています。
静か過ぎて眠くなってきてしまうくらい。

自分にとってはあまり意味の無い休日なのですが、
このところドンちゃん騒ぎのし過ぎで疲れているし、
仕事も何かと詰まっているところなので、
体調を整えつつ溜まっている仕事を
ちょっとでも片付けはじめたいところです。

2004年11月22日

The Incredibles

あれもしなくてはこれもしなくてはと思っているうちに
一日が終わってしまった感じです。
今は実験の結果をまとめたりしていて、
やるべきことが一つの枠に入らないので、
一つやり終えるごとに作業が止まっちゃうんですよね。
うーん、効率悪すぎ。

昨晩「インクレディブルズ」を見てきました。
ピクサーとディズニーの新しい映画です。
(今調べたのですけど、邦題は「Mr.インクレディブル」
そういえば確か去年の予告の時はこちらでも「Mr.…」でした。)

コンピューターアニメーションの進歩もさることながら、
話も良く考えられていて大人も子供も楽しめる作品。
かなりおすすめです。

トイストーリーからの流れのアニメ絵なのにリアルと言う
独特の世界を作り上げている感じです。
変にリアル風味一辺倒にするよりも、
気楽に楽しめるのがいいのでしょうね。

今公開しているもう一つのアニメ映画、
「ポーラー・エクスプレス」は新しい技法で
妙にリアルなところがあるらしいのですが、
どうも受けが良くないようですよ。
時間があったらこちらも見に行きたいなあ。


2004年11月21日

やってしまった

久しぶりに悪寒がするくらい飲みすぎてしまいました。
かなり反省しております。

友人が国に帰るというので、
うちのアパートで皆を集めて飲んだのです。
テキーラは良かったのだけれど、
その後のスコッチが…。

スコッチでは以前もひどい目にあっているのに、
まったく学習していませんね。

しばらく飲まないで過ごしそうです。

友人のために餃子やらカレーやらを作ったのに、
かなり売れ残ってしまったので、
これから一週間同じメニューになりそうです。

2004年11月20日

貧困の度合い

日本の数字はどうなのか分かりませんが、
米国では1260万世帯が毎日の食事に
何らかの影響があるほどお金に困っているそうです。
CNN.co.jp

また選挙のデータと比べようとしたのですけど、
ざっとデータを見たところ平均所得と同じ結果になりそうだったので、
今回はパス。

しかし日本の場合はどうなんでしょうね。
気になります。

2004年11月19日

飲みすぎ

昨日は友人が修士の論文弁護に成功したので、
それを祝いにビールを飲みに行って来ました。

うちの教授も来ちゃって
ものすごい勢いで飲んでしまい、
皆見事に沈没。

楽しかったんですけど、
今日はまだ金曜日。
仕事が…。

このところ何度か連続で
木曜日に飲みに行っているのです。
金曜日に行くよりも深酒するような気がする…。

あー、気持ち悪い。

2004年11月18日

食べ過ぎ

友人に付き合っていたら
昼夜が外食になってしまいました。
このところ外食を控えていたし、
先日作ったクラムチャウダーが
気が付いたら鍋一杯になっていたというアクシデントで
このところ毎日クラムチャウダーで
いいかげん食欲も減退していたので、
調子に乗って食べ過ぎ。

余計な活力を得てしまって、
夜中まで昔の書類を整理したりしてました。
銀行の明細が毎月送られてくるのですけど、
これってどうしたら良いのですかね。
シュレッダーを買おうかなあ。

2004年11月16日

電話

昨日から何度かアパートに電話がかかってきていたのですが、
最近部屋が寒いもので、ベッドルームに引きこもっていたため、
留守電が出る前に受話器を取れずに返事ができませんでした。

アパートに電話がかかってくるなんて、
かなり珍しいことなんですよ。
本当に数人しかかけてこないので、
日本からたまにかかってくる家族の電話と
時たまインターネットをすると言う理由さえなければ
電話なんか要らないのにと思っているくらい。
一応プリペイド携帯も持っていますしね。

以前もお話ししたフランス人の友人の
タイ人の彼女が今週で国に帰ってしまうというので、
もしかしたらそちらのほうの用事かなあとか、
いやいや、ここ数回没になっていた
ボーリングのお誘いかもなどと
いろいろ考えたりしちゃっていたんですけど、
今日になってかかってきた電話は
電話会社からの宣伝電話でした。
なんだか悔しい。

BloggerとGoogle

http://www.narinari.com/Nd/2004113634.html

BloggerってGoogleのブログサービスだったんですね!
知らなかった…。

こちらを利用しているのは設定次第では
宣伝が入らないと言うだけの理由だったのですが、
最近の多言語対応化の努力といい
結構良くなってきましたね。

(実は小さな会社だと思っていたので、
すぐ無くなってしまうかもしれないとびくびくしたのです)

2004年11月15日

臨時講師

今日は頼まれていた授業の臨時講師の日でした。
これまでに教えたことのある教科とは違って、
今回のは統計学。

ほんとに自分なんかが教えて良いのか
ちょっと疑問でしたが、
とりあえず生徒たちの頭の中を
はてなマークばかりにして無事終了。
これは自分のせいばかりではなくて、
このクラスは授業配分が悪くて、
一時間にカバーする情報が多すぎるのです。
頼まれた内容を教えるのであれば
三時間くらい時間が欲しかったくらい。

自分はある程度統計のクラスを取ってきているし、
普段もできる限りデータに触れるようにしているので、
この授業内容でもたぶんついていけると思いますが、
今まで統計をとったことの無いような生徒もいて、
ちょっとかわいそう。

そしてテストがすごい。
一時間のテストにかなり考えないと
答えの出ないような問題が、6ページ…。
このクラスを取っている自分の友人たちは
テストの半分も終えられなかったと文句を言っていました。
本当に取っていなくて良かったと思うクラスです。


2004年11月14日

IQのデータは出所が怪しい

ということなので、
あらためて違う形で教育を示すデータを使って調べてみました。

今回のデータはすべて米国の国民調査(2002)から出ています。
州の平均年収は以前も国民調査のデータを使ったので、
数日前の日記と同じなのですけどね。

州の平均収入の場合。
Two-Sample T-Test and CI: ave_income_Bush, ave_income_Kerry

Two-sample T for ave_income_Bush vs ave_income_Kerry

           N   Mean  StDev  SE Mean
ave_income_Bush 31 40195 5756 1034
ave_income_Kerry 19 47620 5149 1181

Difference = mu (ave_income_Bush) - mu (ave_income_Kerry)
Estimate for difference: -7425.24
95% CI for difference: (-10595.49, -4254.99)
T-Test of difference = 0 (vs not =):

T-Value = -4.73 P-Value = 0.000 DF = 41



そして25歳以上で大学卒業程度の学位を持っている割合。
Mann-Whitney Test and CI: %Bachelor_Bush, %Bachelor_Kerry

           N  Median
%Bachelor_Bush  31  23.600
%Bachelor_Kerry  19  28.800

Point estimate for ETA1-ETA2 is -4.900
95.2 Percent CI for ETA1-ETA2 is (-7.001,-2.899)
W = 587.0
Test of ETA1 = ETA2 vs ETA1 not = ETA2

is significant at 0.0000
The test is significant at 0.0000 (adjusted for ties)



そして平均収入と学位習得の関係。
Regression Analysis: %Bachelor versus ave_income

The regression equation is
%Bachelor = 3.20 + 0.000530 ave_income

Predictor     Coef    SE Coef   T    P
Constant     3.198    2.745   1.17  0.250
ave_income   0.00053 0.000063 8.40  0.000

S = 2.90538 R-Sq = 59.5% R-Sq(adj) = 58.7%



と言うわけで以前の結果とあまり違いがないです。
収入が高く学位を持っている人の多い州がケリーを支持し、
比較的貧乏な州がブッシュを支持したと言うわけです。
そして平均収入と大学卒業率は比例しています。
中流家庭の底上げを歌っていたケリー候補のメッセージが
いかに有権者に届いていなかったかが現れています。

件のIQの試験結果は収入から逆算したのではないかと
疑われているそうなんですけど、
貧乏な州では教育の質も量も低いので、
実際の数字も似たようなもののような気もします…。

自分はIQは知能を現すテストだとは思っていないので…。
今回データも大学を出た人間が頭が良いというのではなくて、
進学が無難に出来る環境にある州と捉えたほうがいいと思います。

Blogger日本語版?

このところできる限り日本語でナビゲートできるようにと
いろいろ設定を変えていたんですよ。
(例:コメントを足す時のメニューが半分くらい日本語になりました)
それでもすべては日本語にはならないので、
どうしようもないのかとあきらめかけていたのです。
今日ラップトップでブログのページにアクセスしたら
日本語で表示されていましたよ!

もしかしたらそのうち日本語の
メニューですべて表示されるようになるかもしれません。
やはり日本のほうがブログ市場は大きいのでしょうかね。
日記好きですからね。

2004年11月13日

大豆さび病、もしくはアジア大豆カビ

大豆さび病と言う大豆につく病気が数日前
北米でかはじめて確認されました。

大豆の生産地域でこのカビに冒されていない土地は北米だけで、
すでに数年前にブラジルまで来ていたので、
カビが来るのも時間の問題と言われていたのです。

どうもハリケーンの風に乗ってやってきたようです。
発見場所がルイジアナ大学の研究農場との事なので、
あのあたりの大豆畑にはすでにカビが定着していると
考えて問題ないでしょう。
農家の人たちが自分たちの損になるカビの発見を
自発的に報告してくるとは思えないですしね。

このカビはすでに日本を初めとするほかの大豆生産地域には
何十年も前から蔓延っていて、
品種改良や防カビ剤散布である程度の防御はできる
と言う研究が発表されているのですけど、
北米では単一種の栽培がメインで、
これからどのように対策を講じていくのかが注目されます。

生産者サイドの方の対策はここ数年
いろいろ研究がされてきたのですけど、
今までのように単一種、低農薬で
(単一種のほうが管理が比較的簡単)
生産していく事も難しいでしょうから、
大豆の値上がりも心配ですね。

しかしこういう話題で検索かけると
人々の不安を煽るような記事がたくさん引っかかるので、
ちょっと心配。

2004年11月11日

車が帰ってきました。

うう、スターターの故障でした。
ちょっと痛い出費です。
コンピューターを買うどころの話ではないですね。
コンピューターのことは友人が7月に結婚すると
はっきり告げてきてからはあきらめていたのですけどね。
オランダ旅行のためにお金を貯めるのです。

今日はベテランズデイ(退役軍人記念日)と言う休日です。
確か一次大戦が終わった日なのですけど、関係あるのかなあ。

休日なのでさすがに仕事場も閑散としているかな
と思いながら来たのですけど結構人がいます。
皆真面目ね。

2004年11月10日

後ろのベタ吉君


この数日気になっていたのですが、
うちのベタ吉君、自分が見ていないときは
ボケッとしているだけなんですね。

ベタ吉君は自分の働いている机の後ろにある
ラボのベンチの上に乗っていて、
いつも自分の後頭部を眺めているのですけど、
とりあえず自分がいるときは餌を求めて
フラフラ泳いだりしているのです。

最近オフィスにヒーターが入って
過ごし易くなったので、
(オフィスには窓があるので気分も良い)
そちらで仕事をするようにもなったのですけど、
オフィスから帰ってくると
ベタ吉君はボケッとしているのです。
結構かわいい奴です。

金魚二号も似たようなものですが、
彼の場合はベタ吉君よりはアクティブなので、
それほど気になりません。

2004年11月9日

IQ と投票結果

州の平均IQと投票した相手の表だそうです。
ここまできれいに分かれるとすごい。

http://chrisevans3d.com/files/iq.htm

ちなみにリンク先にはACT scoreや平均所得の情報もあります。

こちらのサイトではテストをしていなかったので、
自分で簡単な分析をしてみました。
ケリーとブッシュに投票した平均所得(2002)が
統計上異なるかどうかです。
エラー率は5%に設定しました。


Difference = mu (Bush ) - mu (Kerry)
Estimate for difference: -7425
95% CI for difference: (-10595, -4255)
T-Test of difference = 0 (vs not =): T-Value = -4.73 P-Value = 0.000 DF = 41



IQ の場合

Difference = mu (Bush ) - mu (Kerry)
Estimate for difference: -11.05
95% CI for difference: (-13.54, -8.56)
T-Test of difference = 0 (vs not =): T-Value = -9.00 P-Value = 0.000 DF = 36



IQはノンパラメトリックで分析すべきだと言われるかもしれないので、そちらも。


Kruskal-Wallis Test on IQ
choice N Median Ave Rank Z
Bush 31 92.00 16.2 -5.75
Kerry 19 103.00 40.6 5.75
Overall 50 25.5

H = 33.02 DF = 1 P = 0.000
H = 33.20 DF = 1 P = 0.000 (adjusted for ties)


簡単に言うとエラー率5%で
ケリーとブッシュに投票した人たちが
同レベルの所得を得ているのかどうか、
もしくは同レベルのIQを持っているのかどうかを
過半数を得た州の平均を使い
その州を勝った候補者のグループごとの平均を取って
判断したような感じです。

P-value=0.000が示すのは(すべてのケースで同じ)
5%のエラー率では両者が同じ所得を得ている、
もしくは同レベルのIQであるとはいえないと言うことです。
グラフを見ると判るように
どちらもケリーが獲得した州の人たちのほうが上。

ノンパラメトリックのp=0.000も
三桁のエラー率では
平均IQは同じだと言えないと言うことです。

ちなみに所得をノンパラメトリックで調べても結果は一緒。
(最近ノンパラメトリックに凝っている)
エラー率を1%に下げても結果は一緒でした。
もちろんIQと平均所得には関係があるわけで、
数式にするとこんな感じ。

州別平均所得 = - 23513 + 683 IQ
R-Sq = 50.0%

IQが高い方が平均所得が高くなっています。
R-sq(R-square)と言うのはデータがどのくらい
数式で表されている関係を説明しているか
と言う指標のようなものなのですが、
50%と言うのは社会学の数値としては高い方だと思います。

ラボにいるメキシコ人にこれを見せたら
「馬鹿は馬鹿に投票するってことだよ」と
一人ごちていました。

色々手を加えてみました。


どこかにこんな絵があったような…。

朝から助手につまらないことで邪魔されて
なんだかやる気が無くなってしまい、
blogの設定をちょこっと変えてみました。

投稿にタイトルがつき、
さらに最近の投稿のタイトルから
記事に飛ぶことが出来るはずです。

今までの記事は始めの行が
タイトルになってしまうみたいで、
しばらくはうざったいかもしれません。
あしからず。

2004年11月8日

昨日はあれから買い出しに行き、
友人をアパートで下ろしたときに
車が止まってしまいました。

それまでは何の問題もなく走っていたのですけど、
キーを回しても何の反応もなし。
バッテリーもしっかりしているし、
スターターかなあ。とほほ。

と言うわけでいまいち元気のない月曜日でした。

2004年11月7日

今日は一人で釣りに行ってきました。
今年のテーマは寒いときの釣り。
今日は時間の関係で近所の湖です。

いろいろ考えていったのですけど、
初めの二時間はまったく釣れませんでした。

ジグを使ってクラッピーかブルーギル関係を
狙おうと思っていたのですけど、
時折あたりが有るような無いような…
決定打がありません。
そこでジグをあきらめて食餌(蛆虫)に変えたら
浮きがピコピコ動き始めました。
もういいかげん体が冷えていたので、
(今日は暖かかったのですが
それでも10度前後、風も強かったのです。)
大サービスで餌の大半を撒き餌にして、
三匹釣り上げました。
もう少し大きかったら食べられるのに
と言う微妙な大きさだったので湖に帰してきました。

今はラボに来ているのですけど、
とにかく体が冷えてしまっていて
足が痛い。
友達を買出しに連れて行く約束が無ければ
今すぐお風呂に入りたいくらいです。

2004年11月6日



昨晩は少し飲みすぎてしまいました。
飲んでいないつもりだったのに
気が付いたら結構飲んでいたのです。失敗。

今日はクリーブランドまで点心を食べに行ってきました。
おかゆが美味しかった…。

コンピューターはまだ考えています。
ラボで使っている奴が
研究用のソフトの入れすぎで、
かなり重くなってきてしまったのです。
皆使っているソフトだから出しちゃう
わけにも行かないのですよねえ…。

追記:日本旅行のときの奴を少し足しました。
お手数ですが興味のある方は
過去ログの10月分をクリックしてお楽しみください。

2004年11月4日


去年の今頃。竜巻のときの写真です。
こんなこともありましたねえ。

今日はなんだか余計なことに体力を使っただけで
一日が終わってしまいました。
(論文を書く前に新しいラップトップが欲しくなったらしい)
と言うわけで日記に書くようなこともありません。
とほほ。

2004年11月3日



うーん、どうなんでしょう。
自分にとって不思議だったのは
ブッシュ政権で一番被害を被っているであろう
南部から中南部にかけての州で
ブッシュが危なげなく勝ったと言う事です。
ま、あちらが保守的なのはわかるのですけどねえ。

こういった貧しい州では
働いていた工場は外国行っちゃうし、
息子や娘は兵隊に取られるし、
貧困に悩む家庭にとってありがたいであろう
国からの健康保険もなくされちゃうというのに
ブッシュに投票したんですね。

ケリーの戦略はそこのところの
問題をなくすべく中流家庭をどうにかしよう
と言うことだったのですけど、
宣伝等を見る限りでは
うまく伝わっていなかったような気がします。

ちなみにこちらの人たちの生活水準は
自分に言わせるとかなり低いです。
(そういう自分もかなり低いんですが)
まだオハイオはいいほうですが、
それでも東南部の方に行くと
窓が壊れたところにベニヤを貼って
住んでいるような家庭が結構あるんですよ。

ブッシュが取った多くの州は産業も何もなくて
そういった貧困を味わっている人たちが
多いところなんですよね。

ケリーをうまい具合に保守と革新と言う枠に
はめ込めて保守派から表を取ったような気がします。
ま、何はともあれ選挙は終わり。
日本も総理大臣を
直接選挙で選べる日が来るといいですねえ。

2004年11月2日

冬時間に変わってから、
一時間遅くなったので早起きするはずなんですが、
なぜか夜遅くなってしまって、
いきなり寝坊してしまいました。

おかげで今日は効率悪いし、
昨日少し運動をしたのでなんだか体も痛いし、
昨日とは打って変わって
だらけた火曜日になってしまいました。とほほ。

今日は大統領選挙の日です。
投票率が60%だとかでものすごい熱が入っています。
オハイオは選挙人が比較的多い(確か20人)上、
どちらの党が強いと言うことも無いらしくて
Swing Stateと呼ばれる激戦区になっています。

自分もそれなりの興味を持って
テレビを見ているのですけど、
いかんせん眠くなってきてしまいました。
この調子だと結果が出るのは夜中になりそうなので、
今日は早く寝ます。

では、おやすみなさい。

2004年11月1日


(この木も今ではもう丸坊主です。冬が来てしまいますねえ。)

月曜日ですね。
今日はまじめに朝から仕事をしてました。
やっぱり週末に息抜きが出来ると
気分が変わって集中できますね。
と理由をつけて来週も釣りにいけるといいなあ。

ある教授から代打講師を一日頼まれて
今その準備に追われています。
昨日もチョコチョコと夜まで
仕事をしていたわけなんですが、
論文を書き始めると
そっちばっかりになってしまいそうなので、
こういう新しいことを学ぶ時間が
どれだけ持てるのか判りません。
今のうちに楽しんでおかないと。

冬時間になったので
朝明るいのはいいのですけど、
帰るときにはもう暗くて気が滅入りますね。

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