2004年11月14日

IQのデータは出所が怪しい

ということなので、
あらためて違う形で教育を示すデータを使って調べてみました。

今回のデータはすべて米国の国民調査(2002)から出ています。
州の平均年収は以前も国民調査のデータを使ったので、
数日前の日記と同じなのですけどね。

州の平均収入の場合。
Two-Sample T-Test and CI: ave_income_Bush, ave_income_Kerry

Two-sample T for ave_income_Bush vs ave_income_Kerry

           N   Mean  StDev  SE Mean
ave_income_Bush 31 40195 5756 1034
ave_income_Kerry 19 47620 5149 1181

Difference = mu (ave_income_Bush) - mu (ave_income_Kerry)
Estimate for difference: -7425.24
95% CI for difference: (-10595.49, -4254.99)
T-Test of difference = 0 (vs not =):

T-Value = -4.73 P-Value = 0.000 DF = 41



そして25歳以上で大学卒業程度の学位を持っている割合。
Mann-Whitney Test and CI: %Bachelor_Bush, %Bachelor_Kerry

           N  Median
%Bachelor_Bush  31  23.600
%Bachelor_Kerry  19  28.800

Point estimate for ETA1-ETA2 is -4.900
95.2 Percent CI for ETA1-ETA2 is (-7.001,-2.899)
W = 587.0
Test of ETA1 = ETA2 vs ETA1 not = ETA2

is significant at 0.0000
The test is significant at 0.0000 (adjusted for ties)



そして平均収入と学位習得の関係。
Regression Analysis: %Bachelor versus ave_income

The regression equation is
%Bachelor = 3.20 + 0.000530 ave_income

Predictor     Coef    SE Coef   T    P
Constant     3.198    2.745   1.17  0.250
ave_income   0.00053 0.000063 8.40  0.000

S = 2.90538 R-Sq = 59.5% R-Sq(adj) = 58.7%



と言うわけで以前の結果とあまり違いがないです。
収入が高く学位を持っている人の多い州がケリーを支持し、
比較的貧乏な州がブッシュを支持したと言うわけです。
そして平均収入と大学卒業率は比例しています。
中流家庭の底上げを歌っていたケリー候補のメッセージが
いかに有権者に届いていなかったかが現れています。

件のIQの試験結果は収入から逆算したのではないかと
疑われているそうなんですけど、
貧乏な州では教育の質も量も低いので、
実際の数字も似たようなもののような気もします…。

自分はIQは知能を現すテストだとは思っていないので…。
今回データも大学を出た人間が頭が良いというのではなくて、
進学が無難に出来る環境にある州と捉えたほうがいいと思います。

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